鍵の値段と安全性は比例するのか!?

鍵の値段と安全性の関係についてですが、鍵のタイプも絡んでくるために全てに当てはまるということではないのですが、大まかには鍵の値段と安全性は比例すると言えるでしょうね。例えば、美和ロック社という鍵のメーカーではかなり有名なメーカーですが、そんな有名なメーカーでもディスクシリンダータイプの鍵の場合、6000円前後で取り付けられるタイプなので、当然ピッキングに対する防犯能力は随分と落ちてしまいます。

一方、アルファ社という鍵のメーカーが販売しているディンプルキーの場合、ディスクシリンダータイプではないので、そのピッキング防御能力は完璧に近くなります。ちなみに、その価格は上述のシリンダータイプの約2倍の価格になってしまいます。とくに、このアルファ社のディンプルキーは、上下左右4方向からピンが配列されているために、それらのピンをピッキングで解錠しようともなると、まず難しいのではないかと思われます。

その他にも、WEST社やシブタニなど様々な鍵メーカーがディンプル系の施錠システムを1万円前後の価格で販売していますが、いずれもディンプル系の施錠システムはピックを鍵穴に差し込んで、解錠することは相当難しいようですね。こうした施錠システムのピッキングに対する防犯性能については、80点以上の評価がなされています。一方、アルファ社が販売している暗証番号を入力するテンキータイプの施錠システムの場合には、ピッキングに対する防犯性能では100点満点の評価がなされています。従って、その値段も5万円以上となっています。こうした施錠システムは、入居者自身が暗証番号を登録するようになっているために、従来からの代表的なトラブル例でもある鍵の紛失という問題、あるいは誰かに複製をされるという問題などを解消することが可能になっています。従って、高額施錠システムとなっているものの賃貸住宅などにはその需要が高いようですね。